ピクニックデイ@砧公園

ト―カでは月に一度「ピクニックデイ」というものがあり、今回は砧公園に行きました。

強風のなか、一人の子は凧をもってきて何とか飛ばそうと奮闘していました。風が強くて凧がなかなか上がらなかったり、糸が絡まったりしても、その子はニコニコしながら「ずっとやっていられる」と楽しそうに言いました。私の目には凧が高くあがった瞬間があったのですが、「もっと高く飛ばせるはず」と納得できていない様子です。帰りのバスの時間が迫り、途中で終わってしまったのですが、きっとその子は言葉の通りずっと凧あげをしていたことでしょう。

傍から見ると大変そうと思えることも、本人はただ純粋にそのことを楽しんでいて、そしていつの間にか、できるようになっていたり、困難を乗り越えていたりします。


 またある子は、バスの中でなにやら一人、外をみて楽しそうにしていました。聞くと、街頭に貼られている選挙ポスターを見つけるという「おじさん探しゲーム」をしていたとのことです。ゲームのネーミングセンスといい、ゲーム内容といい、すべてが私には思いつかないことばかりで、思わず笑ってしまいました。

子どもの想像力は、大人が考えもしないような創造性に溢れています。子どもたちに共通していることは何かと考えたとき、それは「楽しい」という純粋な思いでした。誰かから「やるべきことだから、やりなさい」と強要されたわけでもなく、思うままに自分の「わくわくアンテナ」を張り巡らせて歩いていきます。私たちにできることは、子どもたちが自らの力を開花させるためのきっかけを作り、そのための環境を整えること。トーカも、そんな場所でありたいと思っています。

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