冒険の達人vol.9 釣りに行こう!
今回は、トーカでもいつもエネルギッシュな女の子からの提案!「やったことないから、やってみたい!」と未知の体験への挑戦を生き生きと語り、トーカの男の子たちの支持も集めました。
神奈川県にある「川崎とどろきパーク」の釣池という場所に向かいました。事前の学習では、魚のエサってなにがいいのか?水中は見えないけれど魚はどんな感じで動いているのか?釣り堀にいる魚ってどんな種類?などを学びました。
到着すると、想像以上に広々として風が強く吹いていました。桟橋があり、向こうのほうには釣りのベテランたちが並び、トーカの子どもたちは入り口近くの場所を使わせてもらいました。
釣りのエサには、赤虫や家から持ってきたパンを使います。赤虫を初めて見た!という子もいて、恐る恐る針につけているチャレンジャーも!30分経ち、なかなか釣れません。子どもたちはエサを変えてみたり、釣る場所を変えてみたり、自分たちで工夫をこらします。
ついに釣りタイムは終了の時間に。さて、釣れた魚はというと…なんと、誰も釣れないという結果でした!驚いたのは、その結果に対して誰も文句を言う子どもがいなかったことでした。「釣れなかったねー!」と、爽やかにこの現実を受け止めていました。
きっと、この企画が大人から押し付けられたものだったら、こうはいかなかったでしょう。子どもたちが考えて、企画して、事前学習もして、自分たちで決めたからこそ、このようにプラスに捉えられたのだと思います。
「じゃあ今度は海釣りに行きたい!」「掴み取りとかもいいよね!」と、もう次のことを考えていました。今回のことをマイナスに捉えている子どもは、ほとんどいませんでした。
「自然も魚も、思い通りにはいかない。でも、魚、もっと私たちに優しくしてー!」と叫ぶ女の子もいました。思い通りにはならないことは、人生においてたくさんあります。その現実をプラスに捉えて次に進めるかどうかは、本人次第です。
トーカの子どもたちには、様々な経験を通して、「今」から学ぶ力や、物事を無理なくプラスに捉えて次につなげる力があると実感した一日でした。