トーカには、さまざまな背景をもつスタッフがいます。
共通しているのは、子ども一人ひとりのペースや気持ちを大切にしながら、安心して過ごせる時間を一緒につくっていることです

小島さやか(さっちゃん)
子どもが安心して過ごせる時間を、何より大切にしています。その日の気分や調子に合わせて、無理なく関われる距離感を心がけています。
話したいときも、話したくないときも、そのままでいられることが大事だと感じています。上智大学では神学を学び、人が生きる意味や心の在り方について考える時間を過ごしました。
その後、中学・高校(社会・公民・宗教)や小学校の教員として、地方から都内まで複数の学校現場を経験しました。子どもたちと向き合う中で、成績や評価だけでは測れない「心の揺れ」や「安心の大切さ」を強く感じるようになりました。
その後、花まる学習会でも子どもたちと関わりながら、チャイルドカウンセラーや家庭療法カウンセラーの資格を取得。子どもだけでなく、家庭や背景も含めて支える視点を深めてきました。教育現場だけでなく、出版や旅館、迎賓館、大学事務など、さまざまな場所で働いた経験もあります。
立場や環境が変わっても、「目の前の人を大切にする」という姿勢は変わりません。トーカの立ち上げメンバーとして、これからも子どもたちが「そのままでいられる場所」を、丁寧につくり続けていきたいと思っています。

宮崎真由美(まゆゆ)
子どもが落ち着いて過ごせる時間や空気を、大切にしたいと考えています。
その日の調子や気分に合わせて、関わり方を選べることが、安心につながると感じています。
何気ない会話や日常のやりとりを通して、子どもたちが自分らしく過ごせる時間を一緒につくっていけたらと思っています。
地方で育ち、地域のあたたかさを知る一方で、都会での暮らしや仕事も経験してきました。
環境が違っても、人が安心できる空気には共通点があることを感じています。
これまで広告の仕事や個人ライターとして活動し、言葉や表現に向き合ってきました。
また、ロボットプログラミング教室で子どもたちと関わる中で、一人ひとりの考え方や試行錯誤のプロセスに寄り添う時間を重ねてきました。
目立つことよりも、日々の小さな変化や気づきを大切にしています。
一つひとつの関わりを丁寧に積み重ねながら、子どもたちが安心していられる時間を支えていきたいと思っています。

鍋谷 嶺(なべちゃん)
子どもが安心して過ごせることを大切にしながら、その子なりのペースを尊重した関わりを心がけています。言葉にできない気持ちや、うまく表現できない時間も含めて、一緒に過ごす中で信頼関係を築いていけたらと思っています。
これまでキリンシティ株式会社で接客業に携わり、人が安心できる空間づくりを学びました。
その後、株式会社おもちゃ箱にて、シュタイナー教育に関連した画材やおもちゃを扱う仕事に関わり、子どもの感性や創造性を大切にする視点に触れてきました。
大田区で全フロアをキッズスペースにした親子カフェ「おむすびとつみきの店ころりん」を開業。
子どもも大人も安心して過ごせる場を目指し、地域や行政、企業とも連携しながら運営してきました。二児の父として日々子育てに向き合う中で、「安心できる場所」がどれほど子どもの力を引き出すかを実感しています。その思いは、トーカでの関わりにもつながっています。区民活動コーディネーターとしての学びも重ねながら、地域の中で人と人がゆるやかにつながる場づくりを大切にしています。

立川宣道(のぶくん)
子どもが自分の考えや気持ちを、安心して話せる関係づくりを大切にしています。
正解を示すのではなく、一緒に考え、対話する中で、子ども自身の言葉が出てくることを大事にしたいと考えています。
自身もフリースクールで学んだ経験があり、「学校に行かない時間」や「迷いの中にいる気持ち」を実感として知っています。
だからこそ、子どもたちの揺れる気持ちに無理なく寄り添うことを大切にしています。
トーカ以外の居場所やフリースクールでも活動を続け、さまざまな子どもたちと関わってきました。ゲームやマンガにも親しみがあり、子どもたちの好きな世界を一緒に楽しむことも大切にしています。サッカー観戦が趣味で、ひとつのチームを長く応援し続けています。人との関係も同じように、時間をかけて大切にしていきたいと思っています。
日々の関わりの中で、子どもたちが自分の選択に納得できるよう、そっと支えていきたいと考えています。

城田晃希(こっきー)
子ども一人ひとりの「今」の気持ちを大切にしながら、無理のない関わりを心がけています。
活動や会話を通して、子どもが自分の思いを表現できる時間を少しずつ広げていけたらと思っています。
自身も小中学生時代に不登校を経験し、家で絵を描き続ける日々を過ごしました。
その後、美術大学へ進学し、文化財の保護修復に携わる仕事をしていましたが、原因不明の体調不良により視力を失うという経験をしました。
長い孤独の時間を経て、食や生活習慣、環境を整える中で少しずつ回復。
その過程で「人とのつながり」と「安心できる場」の大切さを深く実感しました。
地域のコミュニティ農園の運営や、商店街・福祉施設でのコミュニティアート活動を通して、人と人がつながる場づくりに関わっています。
「観察し、感じ取り、それを表現へつなげる」ことを大切にしながら、子どもたち一人ひとりに寄り添い続けています。

野澤直紀(ごんきち)
子どもが安心して挑戦できるような、落ち着いた関わりを心がけています。やってみたい気持ちも、迷っている時間も大切にしながら、その子なりの一歩を見守っています。
これまでスポーツクラブルネサンスで5年間、スタジオインストラクターとして活動してきました。身体を動かすことを通して、人が自然と笑顔になり、場の空気が変わる瞬間を何度も経験しました。「安心できる場があれば、人はのびのびと力を発揮できる」という感覚は、この頃に育まれました。その後、花まる学習会で教育に携わり、子どもたち一人ひとりの違いと向き合う日々を重ねました。さらに2年間で50か国以上を巡る世界一周の旅へ。さまざまな文化や価値観に触れ、多くの人と出会う中で、「人はそれぞれ違っていていい」という実感を深めました。
旅やスポーツの現場、そして教育の現場で経験してきたのは、「安心できる場があれば、人は自然と力を発揮する」ということでした。
子どもたちが自分のペースでいられることを大切にしながら、そばで支えていきたいです。

長坂裕太(サカス)
子どもが自分の考えや気持ちを、安心して言葉にできる関係づくりを大切にしています。
すぐに答えを示すのではなく、問いを重ねながら一緒に考え、納得して前に進むプロセスを重視しています。国際基督教大学で学び、多様な価値観に触れながら「対話を通して合意をつくる」姿勢を培ってきました。大学卒業後は、北海道で子どもたちの野外活動をコーディネートするベンチャー企業に参画。自然体験の設計や運営に携わる中で、挑戦と失敗の両方を経験しました。事業が続かなかった経験も含めて、「理念と持続性をどう両立させるか」を深く考える時間となりました。
その後、茨城のサドベリースクールで住み込みでフリースクール事業に従事。子どもたちが対話を通してルールを決め、選択し、責任を持つ現場で、民主的な学びの在り方を実践的に学びました。児童館などでの経験も重ねながら、自然や森での体験を通して「自分で考え、決める」機会を大切にしています。
人の話をよく聞き、その背景や意図を大切にしながら言葉を返すことを心がけています。
問いを重ねることで、考えが少しずつ整理されていく時間を大切にしています。
自分自身も、納得してから一歩を踏み出したいタイプです。だからこそ、子どもたちの「考える時間」を急がずに守っていきたいと考えています。

岡 裕介(サマー)代表
子どもと向き合うようになって、20年近くになります。
大学時代は、現場に入り込みながら社会を捉える社会学を学び、子どもたちの活動の場に足を運びながら、子どもたちのリーダーシップについて研究していました。「人は、どんなときに自ら立ち上がるのか」。その問いが、私の原点です。
社会人としてNTTグループに勤務していた頃、2011年の東日本大震災が起こりました。
ボランティアとして宮城県石巻市に入り、ガレキの撤去や排水溝の清掃を行いました。
作業の中で見つかる家族の写真や子どもたちのおもちゃに胸を締めつけられながら、ただ黙々と手を動かしました。
活動の最後に、震災で家族全員を亡くしてもなお、地元のボランティアリーダーとして立つ男性から言われた言葉があります。
「ここに来てくれることはありがたい。でももう来なくていい。私がこうして立っていられるのは、地域の仲間の励ましのおかげ。だから、あなたにも大切にしてほしいのは、あなたの地元で『地域のつながり』をつくることだ。」
その言葉は、今も心に残っています。
人を支えるのは制度だけではなく、地域のつながりなのだと強く感じました。
その後も会社勤めを続けながら、子どもたちと100kmを歩く旅を5年間続けました。
限界を越えていく姿を何度も見て、「子どもは本来、自ら育つ存在だ」という確信を深めました。
ボランティアで小さな寺子屋を立ち上げたのも、その延長線上です。
さらに、花まる学習会で10年教室に立ちながら、2年間ほどは大人のたまり場となるバルも経営しました。
子どもも大人も、安心して集える場をつくりたい。その思いは一貫しています。
あらためて教育を学び直し、教育学を探究する中で、私の目指す方向はより明確になりました。
人の孤独を少しでも減らしたい。生まれ育った世田谷・大田・目黒・品川といった城南城西エリアで、地域のつながりを育てていきたい。
トーカは、その実践の一つです。
子どもが「自分で選ぶ」ことを大切にし、安心できる場の中から学びが立ち上がることを信じています。
子どもたちを「学習航海者」と呼ぶのは、一人ひとりが自分の航路を歩む存在だと考えているからです。
代表として、現場から離れすぎず、この地域で、人と人がゆるやかにつながる場をつくり続けていきたいと思っています。
